1990年代より、歯科ユニット給水管内に形成される「バイオフィルム」による感染が注目されるようになりました。夜間、歯科ユニットの給水系チューブ内の残留塩素濃度が低下するために、水道水が本来有している除菌機能が低下してしまうことがおもな原因と考えられています。
歯科医院では、手指や器具の洗浄、歯の治療、クリーニング、うがいをする時など、多くの場面で水が使われてます。残留塩素濃度を補正した水を、医院全体に通水させることにより、水配管内の細菌などの繁殖を抑え、衛生的な環境を保っています。
歯科治療で使用される器具・器材には、先端が鋭利なものがたくさんあります。従来の手洗いでは、手指の怪我やひいては感染事故を起こしかねないか心配でしたが、これにより医療従事者(スタッフ)を怪我や感染から守るだけでなく、手洗いでは難しかった器具の内側まで徹底的に洗浄、消毒することが可能になります。
ヨーロッパ規格EN13060では、クラスB・クラスS及びクラスNという3種類の滅菌サイクルがあります。その中で唯一クラスBだけが全ての形状の被滅菌物(固形・中空物、多孔体、一重包装、二重包装)を滅菌できるとされています。
治療後のハンドピース(タービン・コントラ・エンジン)は、2で洗浄後、注油し、15分という短時間で、滅菌、乾燥させます。
ハンドピースの自動注油器です。
消毒、滅菌は見えない部分ですが、徹底すればする程、コストとして跳ね返ってくるのが現状ですので、歯科医院の数%程度の導入率と言われています。当たり前のことですが、安心・安全な治療をスタッフと共に提供したいという思いで、このようなシステムを作りました。
電解水と除菌エレメントの組み合わせにより、空気中に浮遊するウイルスや菌の除去が可能な『Virus washer』ウイルスウォッシャー機能を搭載しています。
【電解水とは?】
水道水を電気分解すると除菌効果を持つ『電解次亜塩素酸』を含んだ電解水になります。
この除菌効果を用いることにより、空気中に浮遊するウイルスや菌を除去します。
より少ない照射線量で高品質画像を提供します。
低被ばくの歯科用CTで患者さんのお口の情報を確認します。
歯を削るときには、水や目に見えないほどの細かな粉塵が飛び散ります。この水や粉塵が患者さんの顔にかかったり、吸い込んだりすることを防ぐため『フリーアーム・フォルテ』を導入しています。
フリーアームは強力な吸引力で治療時に発生する細かい粉塵を吸い取ってしまうのです。
アルカリ水を併用することで、器具に付着したタンパク質を短時間で洗浄、除去します。
炭酸ガス(CO2)レーザーは出血や痛みを少なく歯肉治療ができます。また、傷口の治りも早いといわれています。
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